この記事では、「ウォーリーをさがせ」や「ミッケ」のように、隠れた絵や写真を探して遊ぶ「絵探し絵本(さがしえ絵本)」を10作品紹介しています。
「絵探し絵本」というと、まず思い浮かぶのが「ウォーリーを探せ」や「ミッケ」ではないでしょうか?
子どものころ、遊んだ記憶がありませんか?
わたしも、どちらも大好きで、友達や兄弟とよく読んでいました。
このような絵探し絵本ですが、実は「ウォーリーを探せ」や「ミッケ」だけではなく、0歳や1歳などの小さいお子さん向けにもたくさん出版されています。
絵探し絵本は楽しいだけではなく、お子さんにとって大切な力を育む手助けもしてくれる絵本です。
ぜひ、ご家庭に一冊絵探し絵本を用意して、お子さんと一緒に読んでみてください。
案外、大人の方が夢中になってしまうかもしれません。
この記事では、0歳から楽しめる赤ちゃん向けから、ちょっと難しい小学生向けの絵本、ダイソーで110円で購入できるものまで、全10種類の絵探し絵本を紹介しています。
この記事で紹介する絵本は、実際にうちの娘が0歳~2歳の間に遊んでいた絵本です。「小学生向け」としている本もありますが、読み方によっては2歳代の娘でも楽しんでいました。
おすすめ年齢は、あくまでも目安としてとらえていただけると幸いです。
絵探し絵本(さがしえ絵本)の効果は?
始めに、絵探し絵本の効果について触れておきます。
絵探し絵本で遊ぶ時は、まずお題を見たり聞いたりして、それから探し始めますよね。
この工程の中で、たくさんの力が養われます。
①お題を覚える「記憶力」
②お題と他の絵を見比べる「識別力」や「観察力」
③最後まで探そうとする「集中力」や「忍耐力」
④お題を見つけた時の「達成感」
⑤お題を通じて養われる「語彙力」
このように、たくさんの力の育成が見込めます。
テストの点数では測れない「非認知能力」の育成にぴったり♪
実際に子どもと遊びながら「効果があるな」と感じたのが、最後の語彙力です。
2歳のわたしでも、「船をこぐオール」「鎧(よろい)をつけた騎士」「3色のおだんご」などたくさん見つけられるよ!
はじめは、「オールって何?」「よろいってって何?」と質問攻め。
でも、この「なんだろう?」という疑問によって、娘の語彙力が養われていきました。
0歳・1歳におすすめな「絵探し絵本」
それでは、発語がまだの0歳さんや1歳さんでも楽しめる絵探し絵本から紹介していきます。
①きんぎょがにげた
きんぎょがにげたは、五味太郎さんの有名な絵探し絵本です。
表紙に描かれたきんぎょが、カーテンや花、キャンディーなど暮らしの一部に溶け込んでにげていきます。
赤くて丸い金魚が、知らん顔で平然と隠れているのが、可愛い!
1歳近くの0歳さんでも指さして反応することができるかと思います。
おもちゃがいっぱいのページなど、イラストが可愛いので2歳でも3歳でもうちの子はよく「読んで」とせがんできました。
「きんぎょがにげた」は、キャラクターグッズも色々でているので、この絵本が大好きだったお子さんや大人の方にもにおすすめです。
絵本ナビというサイトでは、「きんぎょがにげた」の文房具や幼稚園グッズえおたくさん扱っています。「はらぺこあおむし」や「こぐまちゃん」など、お気に入り絵本のグッズも探せます。
絵本ナビより引用
②ぼくのブッベはどこ?
「ぼくのブッベはどこ?」は、うちの娘がとっても好きでしたが、おそらく絶版。
中古でしか取り扱いがないと思います。
こちらは、福音館の年少「こどものとも」シリーズです。
夫の弟が幼稚園のころ読んでいた本が義実家に残っていて、うちの子に引き継がれました。
こちらは、「ブッベ」という犬を少年が追いかけていく絵本です。
始めは全身見えていたブッベですが、だんだん顔だけ、しっぽだけ、足だけ、と隠れ方が上手になっていきます。
何回も何回も読んでいるうちに、1歳の娘でもブッベが隠れている場所を覚えます。
前足だけのブッベを見つけて、じいじばあばに驚かれていました。
文章は短め。
絵もはっきりして分かりやすいので、0歳さんや1歳さんでも楽しめると思います。
③アンパンマンのどうぶつたんけんたい
アンパンマンのどうぶつたんけんたい は、お母さんとはぐれてしまった子どもの動物がお母さんを探す絵本です。
動物は、サル、ワニ、ライオン、カバ、キリン、ゾウが登場します。
●コンパクトなサイズ感
●なめたり噛んだりしても破れない厚手
●型抜きのしかけ絵本
これらの点から、アンパンマンや動物好きの赤ちゃんにぴったりな絵探し絵本です。
おでかけにもっていって、車の中や外食のごはん待ちの時によく活用していました。
2歳・3歳におすすめな「絵探し絵本」
文章量や難易度が少しだけレベルアップした絵探し絵本をご紹介します。
2~3歳としていますが、1歳代や4歳代でも楽しめると思います。
④うずらちゃんのかくれんぼ
「うずらちゃんのかくれんぼ」は、うずらちゃんと友達のひよこちゃんが2人でかくれんぼをするお話です。
子どもってかくれんぼが本当に大好き。
「もう いいかい」「まあだだよ」というやりとりも絵本から学ぶことができます。
キノコ畑や果物にまぎれてかくれるうずらちゃんとひよこちゃんを、お子さんが楽しく探してくれるはずです。
同じシリーズのうずらちゃんのたからもの は、誕生日のお母さんへの贈り物を探しに行くお話。
心温まる物語なので、こちらもおすすめです。
⑤ちょっとやさしいチャレンジミッケ!
ちょっとやさしいチャレンジミッケ! シーモアのともだちは、有名な「ミッケ」の簡単バージョンです。
この絵本を読んで感じた、最大のメリットは、「探す対象の写真が載っていること」です。
うちの娘は、2歳半くらいから絵探し絵本にハマって、この記事に紹介している全ての本を読んできました。
すると…
と、そもそものお題を理解するところから始まります。
その点、ちょっとやさしいチャレンジミッケ! は、「とんがりぼうしのこびと」も、「なみだのしずくみたいなこま」も、写真入りでお題があります。
親としては、いちいち言葉の説明から始めなくていいので、とってもありがたかったです。
「ちっちゃなミッケ」というシリーズは、さらに難易度が低め。
このシリーズもお題の写真が載っていて、紙も厚手のボードブックなので、折れたり破れたりする心配もありません。
●どうぶつ
●のりもの
●ABC
●123
など、興味や学びに沿ったテーマがたくさん出版されています。
⑥どこどこどうぶつ
みつけてかぞえて どこどこどうぶつは、海の生き物を中心とした絵探し絵本です。
この絵本、気に入りすぎて何回読んだか分かりません。
2歳代で、すっかり答えを暗記してしまったほどに読み込みました。
●「りょうしさんが セーターを おとしちゃった。ひろってあげよう。」
●「ナイフと フォークと スプーンを さがそう!せんちょうが つかっていたんだよ。」
という普通の絵探しのお題もあれば、
●「トビウオはぜんぶで なんびき? みつけて かぞえて!」
●「ぼくのあしは 8ぽん あるんだ。おなじ かずの ブーツを さがして。」
という数を数えるお題もあります。
2歳代の娘には、数をかぞえるお題はまだちょっぴり難しい。
この絵本は、今後もまだまだ楽しめそうです。
海の中の他に、動物園などいろいろなシリーズもあります。
より簡単なミニバージョンもあります。
⑦ダイソーの絵探し絵本「あった?」
ダイソーの絵本やワークブックコーナーで発見しました。
こちらは、「ミッケ」のように、実物の写真がお題になっています。
●ボタンと フォークは 2つずつ。
●すうじの「8」3つは むずかしい?
●「パ」「ス」「タ」の もじは あった?
このようなお題を探すページが11種類と、
右と左を見比べて無くなった物をさがすページが2種類あります。
お題の写真の中には、ダイソー商品が含まれていて、「あ!これおうちにもあるね!」とおうちにある物探しをするのも楽しいです。
目次や答えも含めて全37ページ。薄くてコンパクトでお出かけにもぴったりです。
2歳~3歳までとってもハマって遊んでいたし、何より1冊110円!
4歳~小学生まで楽しめる絵探し絵本
ここまで紹介した絵本よりさらにレベルアップをします。
⑧ウォーリーをさがせ!
ウォーリーをさがせ!は、言わずと知れた有名な絵探し絵本です。
親世代も昔遊んだ経験があるのではないでしょうか。
ウォーリーを探すだけもよし、ウォーリーの落とし物を探すもよし。
自分で字を読める年齢のお子さんは、一人でどんどんお題を読んで進めることができますよね。
難易度が高いお題もたくさんあるので、大人が本気で探しても見つからない場合もありますよ。
ポケット版は、手のひらサイズでとても小さいので、持ち運びにも便利です。
⑨ミッケ!
さきほどちょっとやさしいチャレンジミッケ! をご紹介しましたが、通常の「ミッケ」も、もちろんおすすめです。
大型の通常版の「ミッケ」と、ややコンパクトになって難易度も少しアップした「チャレンジミッケ」があります。
【通常版】
【チャレンジミッケ】
「やさしいちゃれんじミッケ」や「ちいさいミッケ」と違って、お題は文章のみで説明されています。
親子一緒に楽しむか、ある程度お題の意味を理解できる年齢になるとより一層楽しめます。
⑩おしり探偵
図書館のリサイクル本でいただいてきた、「おしり探偵」…
2歳半くらいからハマりだし、こちらも何回読んだか分かりません。
おそらく小学生低学年が自分で読む仕様と思われますが、親が読み聞かせることによって2~3歳でも楽しめました。
こちらの「おしりたんてい ふめつの せっとうだん 」は、2種類のお話が収録されています。
文字だけのページはなく、全てカラーイラスト入りの絵と文の構成です。
そして、お話を進めていくにあたり、「せっとうだんのトラック」を探したり、「公園に隠れたせっとうだんのメンバー」を探したり、絵探しや謎解きの要素が散りばめられています。
今は母が読み聞かせていますが、ある程度大きくなったら自分で読んでもらいたいです。
絵本のシリーズもあるので、今度図書館で借りてみようと思います。
絵探し絵本のまとめ
以上、10種類以上の絵探し絵本をご紹介しました。
どの本も、うちの娘が1歳代~3歳までで楽しんでいた絵本です。
目安のおすすめ年齢は記載しましたが、あまり年齢にとらわれず、どんどん読み聞かせてあげてください。
「まだ早いかな」と思うような本でも、意外とお子さんは楽しんでくれると思います。
3歳を迎えた娘は、まだまだ絵探し絵本ブームが続いています。
今後も子どもたちと一緒に絵探し絵本を楽しんでいくつもりです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。